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葉隠名言集 武士が身につけていた道徳教育〜ダイジェスト紹介〜

書籍まとめ

僕はよく海外に行きます。外国人からの日本のイメージは様々ありますが、その中の1つ「SAMURAI」について僕はよく知りません。イタリアに行った際も

JAPAN??SAMURAI!!シャキーン!

と言われて切ってましたが、僕も恥ずかしながらイタリア人の彼と同じく、シャキーンくらいの知識しかありません。

『侍文化』を誇っておきながら、何も侍に知らないのけしからん!ということで、江戸時代に書かれた侍の道徳の教科書、バイブルとも言える「葉隠(はがくれ)」を今回は参考書籍にさせていただき、侍スピリッツを少し垣間見ていけたらなと思います!

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武士道といふは、死ぬ事と見つけたり

2つのうち1つを選ぶ時、例えば生きるか死ぬかと言った、選択肢があったら死ぬ方を選んだ方がいいでしょう。

上手くいかない事を考えたり、「あれでは犬死だ」「失敗だ」と考えるのはミーハーな武士道。

私も他人も生きるのが好きだ、おそらく好きな方、楽な方にいろいろな理屈をつけて進むでしょう。

もし、選択を誤って生き延びる、本当にやるべき事から逃げて生き延びるのは腰抜けです。

思ったように生きると、思ったようにいかないで生きるのとでは紙一重の差でしかないのです。

うまく行かず死んでも「立派」と言われるだけで恥にはならない、これが武士道の一番大切な事です。

毎日、朝と夕方に死ぬ覚悟を固めると、武士として自在の境地に達して、一生失敗する事がない、人生を歩むことができるのです。

為せば成る

為せば成る 為さねば成らぬ何事も 成らぬは人の為さぬなりけり 上杉鷹山

やればできる やらなければできない何事も できないのはその人が本気でやろうと思って行動していないからです。

出世を焦るな

若いうちから出世して、主君のご用をつとめても、長続きはしないものだ。生まれつき才能に恵まれていても、人柄や能力がまだまだ未熟なので、人も信用してくれません。

50歳くらいになってから、そろそろ出世していくと言うくらいがよいのです。

それまでの間は、人々から「出世が遅い」と思われるくらいの方が上手くいくものです。

また、身上を崩しても、志を持っているものは、私利私欲で不正なことを考えません。だから、早く立ち直ることができるものです。

人に好かれないものは役に立たない

少し理屈などを知っているものは、やがて傲慢になり、「優秀な人」と呼ばれては喜び、

俺って特別な存在なんだ

自分より上はいませんわ!!

と思います。

どれほど優れた人物でも、人に好かれなくては役に立ちません。

役に立つこと、身を捧げて働く、なるべくへりくだり、同僚の下にいることを喜ぶような心がけのあるものは、人々が嫌わないものです。

水を飲ませるように意見せよ

人は他人から意見されることを好まないものです。他人の善悪を見つけることは容易です。それを意見するのも容易いです。

たいていの人は、

みんなからAさんには言いにくいやろうから、俺から注意しとくわ!A君の為や!

とこのことを親切だと思っています。しかし、それを相手が受け入れなければ、

あの子は注意しても改善しないな。絶対自分が後々後悔するやろうけどな〜

とここで終わってしまっている人が多いのではないでしょうか。

これではその意見は何の役にも立ちません。自分の気晴らしに言っていることとかわりないのです。

意見というのはまずその人が受け入れるのか、受け入れないのかを見極め、普段から親密になっておき、こちらの言葉を信頼するような状態にしておく。

趣味のことなどから相手の気持ちを引き入れ、言い方を様々工夫し、時期を考え、別れの挨拶の折、自分自身の悪い点を話し、直接意見を言わなくても、相手が思い当たるようにするのである。

それにはまず、相手の良い点を褒めてあげて、相手の気分を盛り上げるなどして、ちょうど喉が乾いた時に水を飲ませるように受け入れさせ、欠点が直るようにするのが意見である。

意見することは、これほど大変であるのに、相手に恥をかかせるようで、どうして相手の欠点を直すことができようか。

能ある鷹の爪の隠し方

利発で知恵があることは、大変良いことであるが、それを全面に出すことはよくありません。

知恵や利発さだけで全てを片付けることはできないからです。

10のうち、3つ4つはうちに秘める。そのくらいの方が、周囲も受け入れてくれるだろうし、人間関係もスムーズにいくものです。

お金を借りるのは簡単、人を集めるのは難しい

大きな仕事は一人ですることはできません。金銀は、人から借りれば手に入ります。

しかし、人は簡単には集まりません。かねてより良い人材と仲良くし、召し抱えておくべきです。

良い人材を集めるためには、人を好きになることが必要

花が好きなものは、初めは1つしか持っていなくても、違う種類を珍しがり、めったに見ないものを大切に扱います。

人材も同じです。人が好きな人の元には、自然のいろんな種類の人間が集まり、人と違う行動をするものも大切に扱うから、その人の元に優秀な人材が集まるのです。

多少のことは見過ごせ

いつも口うるさく、他人に口出ししている人は好ましくありません。

不届きなことをした者もそしらぬふりをしてゆるして手元に置き、

よいことをした

などと申された。

盗みや密会などをした家来などもゆるして手元に置き、彼らを段々と家来へと育てていきました。

「水清くして魚住まず」ということもあります。少しぐらいの藻などがあるから、その陰に魚は隠れて成長するのです。

つまり、少しぐらいのことは見逃し、聴き逃すからこそ、下の者たちは安心していられるのです。

そうした者でなければ、役に立つものにならないものである

人を育てるためには、そういった度量も必要です。

名人も人なり、我も人なり

名人を見ると、とても自分には及ばないと思うでしょう。しかし、名人も人、自分も人、何の劣るところがあろうかと思い、一度立ち向かえば、もはや、その道に入ったというものです。

孔子は15歳で学問の道を志したところが聖人なのである。後に修行を積み重ねたことによって聖人になられたのではない。

志を立てて、一歩を踏み出すことがとても大事なのです。

探し求める中に道がある

その人独自の意見や主張を構えるのはよくありません。

精を出して、自分なりの見解などを捻り出すと、それでもう済ましてしまうから、間違うのです。

たまたま見当をつけた程度では、本来目指すべき位になっているなどとは思いもよらないのです。ただひたすら、

これも非である、これも非である

と思って、どうしたら道に叶うモノだろうかと一生かけて探し続ける。この過程の中にこそ、すなわち道があるのです。

自分の非を知って探究する

自分はこれでいい、自分を甘やかし、理屈をつけては頑なに凝り固まったまま。自分独自の主張で済ましていてはいけません。

分別、技能、身分、富、器量、利発何か一つを取り柄に自慢して、自分はこれでよいと思うから心は闇になるのです。

人に向かって尋ねもせず、一生をつまらないことに費やして終えるのです。

自分は愚かであるからこそ、身上がつつがないのだ(平穏にくらせているのだ)

分相応(自分の能力にちょうどいいレベル)を思い、自慢を捨てて自分を知り、ではどうすればよいかと探究する。

そして、一生成し遂げぬまま、探究し続けた果てに死ぬ、その一点に極まるのです。

まとめ

いかがだったでしょうか。私は普段、物事を決めるための「軸」というものがいかになかったかを痛感しました。

その場その場で流された意見で物事を決めていたのではないかと反省しています。

昔の人は「自分はこの軸で物事を判断する」というものを持っていたor寺小屋などで暗唱することで自然と身につけていったのではないか、ここが現代の我々との違いではないでしょうか。

また、「自分は何者か?」と答えは見つかるものでなく、探し続ける、そして成し遂げぬまま死ぬ。。。何とも深みのあり、そして心を軽くするような言葉の数々。

もし少しでも「はっ!」とした方は、『葉隠』お手に取ってみてください!

本日は以上になります。それでは又又六!!

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