最近は過ごしやすい季節になってきました。読書の秋ということで、本屋に足を運ぶと、気づけば株雑誌コーナーにいたイチろくです。そんな棚に置き忘れた本が、こちらの本。
この人の面白いところは、テレビ局の雑用でスタートして、一度も転職せず、自分が入った会社が買収され続け、ディズニーにも買収され、ディズニーのCEOになるという、とんでもない男なんです!
もしあなたが、小さい会社に入社し、気づけば誰もが知る超大企業のディズニーCEOを任命されたら、あなたは勤められますか?逆になぜ、彼にそれができたのか?是非読んでみてください!!
過去の書籍シリーズ
ジム・ロジャーズ「日本への警告」 日本が抱えてる問題の本質が分かる!!
ロバート・アイガー〜テレビ局の雑用からディズニーCEOになった男〜
ネズミ講?ネットビジネス?怪しいなと思ったら読むべき!!〜どういう仕組みで儲かってるの?ハマっている友人を助けるにはどうすればいい?〜
反日種族主義 反日の生みの親李承晩とはどう言う人物か
M〜愛すべき人がいて〜 浜崎あゆみの半生を綴った、ドラマにもなった話題作
大東亜戦争①〜マレーシア・シンガポール・フィリピンからの視点〜
大東亜戦争②〜ベトナム・ラオスからの視点〜
この本を推す理由〜良き部下であり、良き上司であったロバート・アイガー〜
この方の魅力は、生粋の「サラリーマン社長」なんですよ。ディズニーのCEOともなれば、ヘッドハンティングは当たり前で、リーダーofリーダーの方がなるのかと思いきや、雑用から始まり、若くしてリーダーに抜擢されることもなく、ずーと上司の元について、年齢を重ねるに連れ、部下もでき、自分の裁量も少しづつ大きくなり、、、というステップを踏んでるんですよ。
入社時から優秀ともてはやされていた訳ではなく、キャリアを積み重ねながら、階段を上っていく様子が、僕みたいな一般人でも親近感が湧くような、身近さが彼の魅力です。
逆に彼が偉大な点は、「そのチャンスを掴めた」と言うことです。ここが僕が一番、ハッとした箇所でもあります。日本の多くのサラリーマン・ウーマンもいくらキャリアを積んだと言え、ディズニーが突然買収してきて
君、明日からディズニーのCEOやってね
て言われてできますか?普通じゃできないですよ!世界中の誰もが知るブランドで、その会社のことも平社員よりも知らない訳ですよ。流石に責任が重すぎますよ!
でも、彼はできた。サラリーマンのように、コツコツとキャリアを積んできた彼が、親近感を覚えたはずの彼には、できた。それは何故なのか。ここを僕は一番知りたいと思いました。
今の僕では、ディズニーのCEOになるチャンスが億が1でも訪れても、掴めないです。でも、もしきた時にそのチャンスを掴める男になりたい、そんなヒントがこの本のどこかに落ちているのではないかと思いながら、ページをめくりました。
ロバート(ボブ)・アイガーの経歴
大学卒業からテレビ局雑用入社まで
大学卒業後、テレビ局に就活を行っていたが、1970年代テレビ全盛期で、中々決まらなかった。叔父の同じ病室に、「テレビ局の大物」となのるオヤジがいて、
甥っ子さんテレビ局で働きたいんだって?いつでも紹介してあげるよ!
との申し出があったことを思い出し、ボブに
頼んだら入れてくれるらしいで!
この話に飛び乗ったボブだが、電話してみると、実はこのオヤジ、「テレビ局で雑用してるオッサン」だった。自分で言った手前、自分の働いている雑用専門の会社なら紹介すると言うことで、違う仕事に就くよりは、憧れた世界の近くで働きたいと思い、雑用係として、テレビ局で働き始めます。
部門の統合からADへ
雑用係として働いていたある日、テレビ局の縦割りの見直しが行われることになった。そこで雑用の仕事しかできなかったボブも、テレビ局の社員の1人として数えられることになりました。初めて持った番組は、報道番組のスポーツコーナーでした。このコーナーのプロデューサーが実力はあるが、自分よがりの人でした。成果を出しているので、局側も文句は言えず、気づけば、古参で残っている人物は、ボブだけになりました。
そんなある日、投資の神様ウォーレン・バフェット率いる 兄弟に、このテレビ局が買収されることになりました。この2人組は、全くテレビ業界のことは知らないのですが、知らないからこそ、固定概念に囚われず、バシバシ改革を行っていきました。
ボブは、ハリウッド担当になりました。ハリウッドに全く詳しくないし、家族とも分かれて暮らすことになるため、辞めることも検討したが、
君なら上手くやっていけるよ!
との励ましもあり、家族と共に、ロサンゼルスへ。
ハリウッドの衝撃
ハリウッドに行った理由は、ケーブルテレビの登場でした。地上波と違い、規制も緩いケーブルテレビは、現在のYouTube的な存在で、テレビ局を脅かしていました。ボブの担当は、ドラマ制作部門で、
テレビ局はお金持ってるんだから、ハリウッド映画監督を使ったドラマを制作して差別化しよう!
との方針のもと、ハリウッド映画監督を口説きにロサンゼルスまで来ました。
何度も交渉したことで、ドラマ監督に挑戦してくれる人はいたが、変人ばかりだったそうです。内容が超セクシャルか超グロテスクかのように、今までの地上波では流れていなかったが、視聴率が稼げそうな番組ではないものばかりだったそうです。
会議の結果、超グロテスク系ドラマが採用されて、
これが大失敗すれば、ドラマ部門クビになって、NYに戻れるわい
と思っていたくらい悲観的であったのに、年齢制限のある初の地上波ドラマということもあり、大ヒットしたそうです。
管理職の難しさ
ドラマのヒットにも恵まれ、管理職としてNYに戻ることになりました。今までいた部署から、ドラマと報道番組は詳しかったのですが、なんとバラエティ番組の管理職になったそうです。
先ほどもあったように、ケーブルテレビの影響をモロに受けたのがバラエティ番組でした。そこでハリウッドの経験を活かし、
テレビ局には金がある!!
作戦で、イギリスの番組・クイズミリオネアの放映権を獲得します。日本でも大ヒットした番組ですが、このポジションを5年程やっても、他のヒット番組は誕生せず、ヒット番組が1本しかない、かなり局として危ない状況になりました。すると、バラエティ担当のベテランが
クイズミリオネアを週5で流せば、他局なんてすぐ倒せますよ
いや、安直すぎるやろ!!みたいな発想が通ってしまうくらい不穏な空気だったみたいです。この結果は明らかで、一時期は回復したものの、飽きられ、ABCテレビは窮地に立たされました。
ディズニーによる買収
今の30代以下の世代にとっては、ディズニーはずっと好調でるように思ってしまいますが、90年代〜00年代初頭までは、かなり厳しい時代でした。今まで、「映画のヒット」がディズニーの稼ぎバラシであったのに、10年近くヒット作はなく、実は買収される話も出ていました。
そこで最新の話ばかりでなく、過去のものをビデオとして販売したところ、大ヒット。これで味を占めて、
今の子供に向けて、リメイク版をシリーズ化してテレビで流して行こう!
の方針のもと、テレビ局買収に乗り出しました。スキャンダルももみ消せまししね。
そこで大手テレビ局でありながら、低迷していたABCに買収を持ちかけた展開になります。かなり業界全体でも衝撃の買収劇だったそうです。
転職を考える
低迷していたテレビ局で買収もされて、違うテレビ局に転職しようと思っていたところ、前回のオーナーが
転職せんといてーな!ディズニーでいいポジション用意しとくよ。お子さんも喜ばれるんじゃない?
たしかに、お父さんディズニーの社員の方が自慢になるか。との思いで、残留したみたいです。めちゃめちゃお父さんやな(笑)
ディズニーで働き始めて
ここから先は、是非本を読んでいただきたいです。分量で言えば、ここまでで半分くらいです。反響があれば書いちゃうかもしれませんが、今回はこの辺で失礼させていただきます。それでは、又又六!!
コメント
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