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超簡単解説!マルクスの資本論〜労働者が貧乏で資本家が金持ちな理由〜

投資
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資本論の概要

みなさん「マルクスの資本論」と聞いて思い浮かべるとは何ですか?

社会主義思想に影響を与えたヤバいやつでしょ?

みんな平等に生きようぜ!みたいな綺麗事が書いてあるんじゃないの?

僕も初めはそう思っていました。しかし、この書を一言で言うならば「資本家と労働者の関係の暴露本」です。

別にマルクス大先生は平等にしようなんて言ってないんですよ。

労働者のみなさん、資本家に良いように搾り取られてる現実知ってますか?もっと資本家に主張して良いんですよ!

これを読むと1週間くらい労働者として働くモチベーションが下がってしまうヤバい書物です。革命が起きてしまうくらいの影響力があるこの書物ににはいったい何が書いてあるのか?経済学の素人が、

資本論なんて読む時間ないけど、何が書いてあるか気になる!!

と思いの読者様に、簡単に解説したいと思います!

人類の経済の変化

私たちが今生きている資本経済とは何なのか、歴史を振り返りたいと思います。

物々交換

昔は物々交換でした。りんごが取れる農家とみかんが取れる農家が物を交換して生計を立てていました。

貨幣経済

次に生まれたのが貨幣経済です。物と物の交換の仲介として貨幣を用いるようになりました。

貨幣を間に入れることで何が変わるのか?それは、りんごからみかんを交換するタイミングをズラせることです。

分かりやすく説明すると、みかんとすいかを交換するとします。採れる時期が違うので、本来は交換できなかったものが交換できるようになりました。

さらに、冬にみかんを売れば、夏のスイカまでに交換できるまでのタイムラグがあります。その間に他のものを変える余裕のある時期が誕生しました。

資本の誕生

貨幣経済は等価交換の域を出ることはありませんでした。みかんは100円で、すいかも100円です。ここに資本として「増える貨幣」が誕生します。

なぜ100円で買ったものが120円で売れるのか?

ある人からみかんを100円で買ったとします。それを120円で売っている人を生産者が見かけたらどうするでしょうか。その人には売りたくないはずです。これでは、資本経済は誕生しなかったはずです。

ここで目に見えない特殊なもの、「労働力」という付加価値を付けることで、物を買った価格よりも高く売ることができるようになりました。

労働力で付加価値をつけるとは?

100円で買ったみかんを「労働力」を使って、120円で売るとはどういうことでしょうか?例えば、みかんが生産できない土地まで運搬すれば、120円で売れるかもしれません。

現在で言えば、せどりや転売などをイメージすれば、分かりやすいかもしれません。歴史で言えば、香辛料が手に入れるためアジアに赴き、莫大な富を気づいた大航海時代が、香辛料に対して労働力で付加価値をつけていたとも言えます。

資本家の誕生

みかんにしても、香辛料にしても、そこで大儲けをした人たちは商人であって、資本家ではありません

商人は、物を安く買って高売る人です。

資本家は、お金を払って「労働力」という商品を安く買って、高く売る人です。

なぜ商人より資本家が儲かるのか?

商人は人から「物」という商品を買わなくてはいけません。物を売る人も商人なので、だいたいの相場は知っています。極端に安く仕入れることは困難です。

一方、「労働力」という商品を売る人は、「労働力」の相場を知りません。資本家はいくらでも安く買うことができるのです。

商人と資本家が同じ120円の商品を売ったとしても、商人の余剰利益が20円であるのに対し、資本家は20円でも最悪110円でも変動可能なことになる。

資本家に都合の良い労働者を生むためには?

例えば、資本家が1個120円で売れるみかんを労働者に80円で作らせたとします。そのみかんを生産者は100円で作ることができます。そうなると、みかんを作れるようになった労働者はみかんの生産者に転職します。

資本家にとっては、労働者が生産者や商人になってしまっては、困るわけです。労働者が労働者であり続けるためには、どうすればいいのか

「1人では1つのものを生み出すことができない人」=「分業」が生まれることとなります。

分業が進むとなぜ資本家有利になるのか?

資本家が、みかんをみかんとして売ると労働者が生産者に転職してしまします。そこで、資本家にはみかんに今まで以上の付加価値をつける必要がでてきました。ここでは、「みかんの缶詰」を作るとします。

みかんの缶詰を作るためには、缶詰の材料の鉄や型、缶詰の味付けの考案、プレスする機械、保管する倉庫、運送費、店舗で売るための営業、消費者に買ってもらうためのPRなど、様々な活動が必要になります。

これだけの工程を踏むと一般の労働者には、今自分がいる工程では、いくらの仕事をしているか認知できなくなります。これにより、資本家は1つの工程で働く労働者の賃金を自由に決めることができるようになります。

これにより、いくらでもピンハネできるようになります。

労働者だけがどうやって給料が決まっているか分からない

コンビニで時給1000円でバイトした場合、1回の会計で千円以上の買い物をしたお客さんがいた場合

1000円分の仕事したわ〜!後は休もう!

こうは出来ませんよね。売り上げ金額=利益ではないと知っているからです。じゃぁ、1000円分の利益が出すためにはいくら分売ればいいのでしょうか。

水道光熱費もかかるし、土地代もあるし。そんなの一概には。。。

個人事業主は知っています。例えば街の小さなクリーニング屋でさえ、知っています。1人で商品を生み出すことができる人はいくら売れば、自分の手元にいくら残るか知っています。

たった○人で世界の富の半分以上を持っている

なんと世界の富の半分以上をたった26人が持っていると言います。さらに、世界人口の1%で、世界の富の約82%を持っていると言われています。

この26人の中にも、1%の中にも労働者は一人もいません。全員に共通していることは、資本家であるということです。

いや、資本家にならずして富裕層になることは不可能だとも言えます。

個人的感想&次回予告「どうやって我々の給料は決まっているのか?編」

僕はここまで読んで

資本家が結局全部お金持って行くなら、もう資本家になるしかないじゃん!

と考えました。

次回予告といたしましては、僕の友人が

今年思ってたよりも昇給しなかったな〜

という話を聞いて、僕自身も

そもそも給料ってどうやって決まってるんだろう?

という疑問から出発しました。次回も学びを得ること間違いなしなので、お楽しみに〜!

それでは又又六!!

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