若者の恋愛離れとよく昨今言われますが、昔と比べてどのくらい消極的になったのでしょうか？
そして、なにより気に食わない「草食系男子原因説」。男が恋愛に消極的だから私達は付き合えない様な言い方が男性代表として腹が立ちます！！
女性の恋愛に消極的なのは「草食系女子」と言わずに「恋愛にドライな女子」というそうです。
こんな恋愛市場においては、女尊男卑な世界に統計データを元に中指を立ててやろうじゃないか！そういう思いで執筆したまでです。（筆者は男性です）
若者は恋愛離れしたのか？
まず若者の恋人のいる率は実は80年代と同水準であり、ここ約４０年間3割程度で推移している。むしろ2010年まで増加傾向であると言えるのはないでしょうか。若者が恋愛離れしてるとは言い切れないのでは？
確かに2015年に突然ガタンといる率が落ちているが、これは今までとあることが変わったことが原因だと推測します。スマホの普及とSNSです。
スマホの普及で嘘をつけなくなったからだ。昔はいなくてもいると嘘をつくことができました。その場で確認のしようがないからです。しかし、今は「写真見せて」の一言で確認できる時代になり、友人には嘘をつきにくくなったのです。
統計データは嘘なしなのか？
20代の男女で差がかなりある
男女で見栄を張りそうなのは男性の方が多そうだが、恋愛においては女性の方が見栄を張っている可能性は高いです。リクルートが未婚者を対象にした「恋愛・結婚調査2019」のデータをご覧いただきたい。調査数は各世代・各性別２００人づつである。20代、30代の男女のみを抽出しました。
まず、20代である。男女の恋人がいる率でかなりの差が開いている様に感じます。人数で計算すると、男性は63人に対して女性は94人。約1.5倍も男女差があります。20代女性の３割は同じ20代男性とは付き合っていない様です。20代の女性は年上の男性と付き合う可能性が高いから？やはり若い男性は草食化してるのだろうか。
30代のデータで見える歪み
男女ともに大きく減っています。20代の方が恋愛に積極的であるようです。さらに20代の男女より30代の方が正直に回答している可能性も高い。20代の男女、特に女性の回答は疑い深い。
注目して欲しいのが、一度も付き合ったことがない率が20代女性よりも30代女性の方が上がっていることです。男性は約10%近く少なくなっているのにである。30代の方も20代の頃があり、今よりも”肉食男子”が多くいたのに、今の20代より交際するチャンスが少なかったのだろうか？
そして、20代女性×30代男性カップルの方も見てみましょう。30代男性で恋人がいるのが50人、20代女性で20代以外と付き合っている人数は31人。仮にこの20代女性が全て30代男性と付き合ったとしたら、残りの18人だけ同世代の30代女性と付き合っていることになる。30代女性で付き合っている人数は67人。30代男性以外と付き合っているのが計算上は49人。なんと30代女性の７割以上の女性が40代以上の男性と付き合っていることになる。そんなことなどありえるのだろうか。
実際に結婚した夫婦の歳の差は…？
男は若い男が好きなんだって！！歳の差婚だってたくさんあるじゃない！
なんとですね、初婚の時期は男女共に30代までが全体の90％以上を占めています。
男性30代、女性20代のカップルとか結構多いんじゃないの？
そう思うことも無理はありません。でも実際は、結婚している夫婦の歳の差の平均は1.7歳だけ男性が年上であるのです。結婚はほぼ同世代で行われていると言うことです。
しかも初婚の50代の男性が初婚の30代の女性と結婚するオーソドックスな歳の差婚の発生率は0.2%なんです。芸能人レベルじゃないと起こり得ないと言うことです。
男性に安心していただきたい。女性も付き合っていない
結婚だけ同世代で、付き合うのは歳の差が大きくていいと思うことはありえるのでしょうか。男性が年上といえども、1.7歳ですから20代と30代のカップルも肌感覚より大分低いということです。
男性1人で複数人と付き合っている可能性もあるじゃない！
一昔前みたいに異性の交友関係だけが全ての人は少ないのです。ましてや複数人と付き合うと出費も嵩みます。
不倫もあるでしょうが、近年の不倫の風当たりはかなり強いので、そのリスクを負ってまで不倫をする20代が多いとも思えません。
SNSも普及している中で２股に気が付かない馬鹿な女性が３割近くいるのでしょうか。そんなことはない筈です。
20代男子よ、安心していただきたい。女性もそんなに付き合っていない筈だ。
「日本の男性」に問題があるのか？
男女ともにカップルの数は少ないことは認めるわ。でも日本の男のアプローチが弱いのよ！海外はもっとレディファーストだし、尽くしてくれるわ！
こういう意見の女性も僕の身近にもいます。海外はスゴイ、日本はダメみたいな。
内閣府が統計を取った海外のデータを見てみましょう。（他にも複数項目ありますが、割愛させていただき、２つの項目のみを％で表しています）
確かにこれを見ると、日本の男性はフランスやイギリスの男性より受け身的発想を持っている人は多いです。
スウェーデンと同傾向と言えるでしょう。
「日本の女性」は海外と比較して肉食なのか？
最近は”肉食女子”と言われる様に女性からアプローチする方も多いです。海外と比較して日本の女性は肉食なのでしょうか。（単位:％）
各国積極的にアプローチする割合は日本の女性の倍近くあります。何よりも日本女性は他国の群を抜いて受け身的発想を持っていることが分かります。全然肉食ではないことが分かります。
この数値で「最近増えてきた」というくらいなので、他国と比較して日本の男性よりも女性の方が特異な存在であることが分かるかと思います。
内閣府はなぜこんな統計を取ったのか？
国が行なっている調査なので、趣味で行なっているわけではないんですよ。何かしらのメッセージがあると思うんです。まず、少子化・非婚化をどうしたら食い止められるか？を海外の恋愛事情を比較して模索したかったのだと思います。
もちろん結婚＝出産ではありませんが、出産への過程の１つとして恋愛事情があることはご承知いただけるのではないでしょうか。
僕の勝手な解釈ですが、日本の女性よ、目を覚ませ！もっと恋愛に積極的になってくれ！と訴えたいのかなと思います。
男だから、女だからは関係なくて、恋愛は積極的に動かないと関係は進展しません！！
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本日は以上となります。それでは又又六！！
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