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生徒会長選挙と男女平等と生徒先生の関係と

体験談

 コロナウイルスの影響で外出自粛を要請されている世の中ですが、ブログ書くタイミングじゃん!ということで、ホームページをカッコよく更新してると、

「結局元が一番見やすいじゃん!」となって、元に戻しました(笑)なんやったんや僕の努力:(;゙゚’ω゚’):

本日は、僕の中学時代の話です。登場人物を守るためにここに登場する人物は架空の人物かもしれませんし、存在するかも知れません。ある物語として読んでください。(揉めても責任は一切負いません)

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生徒会長に立候補したきっかけ

 中学時代に自民党から民主党への政権交代やアメリカ大統領選挙があり、
その選挙の様子が僕の目には大変エキサイティングに映り、


「うわ!自分も選挙に出てみたいな!」

という強い思いから自分の身近にあった生徒会役員選挙に立候補することを決めました。
その中でも生徒会長に立候補したのは、当時はもっともらしい理由を言ってまいたが、
「一番偉いからと、一番激戦になりそうだったから」
でした。

生徒会長立候補者は3人。その内訳は

 ライバルにあたる2人とも同じ小学校出身で、小学時代に前期後期の生徒会長を務めていた強者でした。しかも前期務めたMさんに至っては、小学時代も戦い、負けた過去がありました。

「2人とも元生徒会長なら燃えるぜ!」
と張り切っていると、担任の先生に呼び出されました。

「イチろく君が生徒会長に立候補してくれたことはすごく嬉しいねんけど、同じクラスからイチろく君とMさん2人も立候補してるから、先生はうちのクラスはMさんを応援したいと思うねやんか。生徒会長だけが全てじゃなくて、生徒会に所属することがすごくいい経験になるって先生は考えてるんよね。だから(現在出馬者がいない)体育委員長への立候補もイチろく君には考えて欲しいんよね。どうかな?」

お前どうせ負けるから、他のに出とけよみたいな言い方は何やねん!何でMはいいのに僕はダメやねん!!負けず嫌いだった僕は、

「同じクラスから2人立候補するのが障壁になるなら、Mさんに体育委員長進めといてください!」

と話すと
「別にイチろく君が劣ってるって言いたい訳じゃないんやけど、正直に話すと、今年は2人も女の子が生徒会長に立候補してくれてるから学校としては、女の子に生徒会長になって欲しいんよね。理解してくれた?」


 確かに男女平等の名の下に女性の社会進出だったり、女性リーダーが話題になる昨今ですが、それが一生に一度しかない生徒会長選挙を降りる理由になるかよ!てか、男性と女性で差がなく正々堂々戦う社会を目指す物じゃないの?これはただの女性優遇じゃん!でもな、普通に出てもMさんに勝てるのか?もう一人のKさんにも勝てるのか?迷いながら出した答えは

「意向はわかりました。小学時代に私は負けましたし、恐らく普通に女性のどちらかが生徒会長になると思います。ですが、生徒会長立候補者として2人に迫る選挙活動をしたいので、このまま変更なしでお願いしたいと思います。」

と話すと
「わかった。クラスとしては2人とも応援する方向で行くな。」
 しかし、この後『学校としては、女の子に生徒会長になって欲しい』の意味が痛いほどわかる展開となりました。

先生って生徒に平等に接するべきではないの?

選挙活動開始まで残り1週間、選挙活動の準備期間に入りました。選挙ポスターを作成するということで、他の委員長に立候補した友人数名と画用紙を取りに行ったのですが、生徒会を担当している先生に

「今回予定より立候補者が多かったからイチろく君のポスター用紙ないねん。すぐオーダーするからちょっと待ってて!」

 当時は、そっかと思っていましたが、今考えたら、確かに例年よりは多かったですが、学校に画用紙がないことってある?しかも3枚。もし本当にないんだったら、1人2枚にして平等に行き渡る様にすべきじゃない?悪意しかないですよね。マジで。しかもこの生徒会担当のN先生が、1年次から僕と滅茶苦茶相性の悪い先生でした。更に立候補者Kさんの担任でした。

 友人の善意で2枚ポスターをもらい、作成しポスターを掲示しました。が、2日後に自分のポスターは剥がされました。ポスターを剥がし、呼び出したのは勿論N先生です。

 理由としては、「ポスターに番号が付与されていて、不正して何枚もポスターを作成させないため。他の候補者からポスターをもらって、人よりも多くポスターを掲示できないようにするために、ポスターの番号と個人は同じになるようにした。」という物でした。理解はできますが、1枚ももらっていない僕には何にも配慮いてくれない、何やこれと思っていると、
「ポスター用紙は明日の朝(選挙活動開始日初日)届くから、取りに来て!」
いや、明日の朝から選挙活動始まるんだから遅いやろ!!

明らかな差別

選挙初日、僕だけタスキもなければポスターもなく、
「こいつ立候補してるのかよ?」スタートでした。
 逆に1人だけ何も持っていないことで目立ち、
「何やあいつ?」と印象を残すことができました。そこで、


『あれ?みんなと同じことしても印象に残らないんじゃないの?』ということに気がつきました。人生の上での大きな発見の1つでした。この経験がきっかけで、「形から入る」のではなく、「やりながら使えるものを使いながら挑む」スタイルへとシフトできました。

「私は、何も持っていませんが実は生徒会長に立候補していま〜す!」
とやっていると、


「何で持ってないの?」


「先生からの不支持の結果や」


「え、めっちゃおもろいやん!俺が作ったるわ!」


と応援の声もびっくりするくらい多く、プラーカードを作ってくれた方や、プリントを何枚もつなげてタスキを作ってくれた方もいて、立ち姿は


『すごく支持されている立候補者』 を演出する結果となりました。

 それをよく思わなかったN先生は、1週間も来なかった画用紙をすぐに渡してくれました。しかし、その画用紙を使うことはありませんでした。

コアからマジョリティへ

 初日は「お笑い枠」的な存在感は残せたものの、『生徒会長=真面目、リーダーシップがある』という印象からは程遠い存在でした。そもそも普通にこの分野で2人と戦ったとすれば、勝ち目はありませんでした。ライバル二人は、誰が見ても「真面目」という印象を持たれる存在で、たいして僕はただでさえおかしいことをしているのに、「中二病」と呼ばれるくらい自己愛に満ち溢れている現役中学2年生男子。AKB48の「会いに行けるアイドル」に倣って、「行ったらいるアイドル」を目指し、トイレでアイドル活動を行なっていた時期でした。同級生からしたら、ただただ

「あいつまたなんかやってるよ」

レベルだったと思います。これでもある一定の投票数は獲得することができるでしょうが、彼女らに迫ることはできません。迷っていると追い風とも向い風ともいえる展開が待っていました。

集まる支持者、離れる立候補者

また朝同じように選挙活動を行なっていると、日に日に熱狂的なファンが増えていき、一緒に選挙活動を行っていた友人から、

「イチろくと一緒に選挙活動してたら俺たちの話聞いてくれないから、ちょっと離れてやってよ」

 もし、当選したら一緒になる仲間から離れてくれと言われたのは少し寂しかったですが、これ以降もうはっきり言って朝の選挙活動はやりたい放題でした(笑)特に上級生が面白がって活動に参加してくれて、上級生人気はかなりのものであったと信じたいです。でも、下級生、下級生が問題なんですよ。真面目な人を推すから。すごい馬鹿にしてくるし。しかし、追い風が吹き始めました。会長候補者Kさんのクラス兼N先生が担任を務めるクラスから、

「俺たちのクラスはイチろく推すってことになったから!」

いや、自分のクラスでも抑えきれてないのに、どういう展開??男性だけの反抗かと思ったら、女性側も多く、突然の宣言の理由を聞くと

「Kに投票しよう!みんなで応援しよう!ってしつこすぎるし、選挙活動してるイチろくの姿見たら誰だって応戦したくなるよ!」

 そのクラスからは1票も入らないと思っていただけに、すごく嬉しい言葉でした。これは同級生だけにとどまらず、初めは小馬鹿にしていた下級生も

「イチろく先輩のこと滅茶苦茶応援してます!昼休みでも帰りのHRの時間でもいつでもいいので、一度うちのクラスで演説してください!」

と結構言われました。もしかしたら、たまたま声の大きい支持者が多くて、このような機会を頂けたのかもしれませんが、着実に支持者は増えていました。

また先生からの呼び出し。キツい言葉

 選挙活動最後の週の月曜日、また例の先生に呼び出されました。

「イチろく君、よく選挙頑張っていると思うけど、正直寒いで。面白いと思ってるん?先生は今のやり方違うと思うで。」

 当時中学生の僕にとってはかなりキツい言葉でした。中学生にとっては、先生はすごく立派なオトナです。自分がやっていることを大人に否定される屈辱感は大きなものでした。僕なりに一生懸命取り組んでいるつもりでしたが、所詮大人には認められないんだなとすごく落ち込みました。これだけ頑張っても先生の支持は得られていないのかと悔しさがありました。

朝ものすごくしょんぼりして選挙活動をしていると、体育の怖い先生が駆け寄ってきて、

『うわ、また怒られるじゃん。もう朝怒られたから勘弁してよ』

と思っていると、

「お前、めっちゃ頑張ってるよな!教師陣はあんまりお前のことよく思ってないみたいだけど、俺は応援してるから頑張れよ!!

うおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!めっちゃ優しいじゃん!!!!!!!この言葉がものすごく力になりました。

しかも今思えば、陸上部の顧問っだし、候補者の一人は陸上部だったけどどうだったんだろう?陸上部だけは連携が強くて、僕に1票も入れてくれなかっただろうなと思っていたけど。

選挙当日、いったいどうなる?

 これまでを読むと分かるように、僕は好き嫌いがはっきり分かれる立候補者であったことは間違いありません。圧倒的に負けるか僅差で勝つか、誰もわからない選挙だったと思います。投票日に選挙結果が発表されるのですが、部活の間全然集中できませんでした。部活仲間も「イチろく勝って」というより、「誰が勝つんだ?」の方が気になっていたと思います。そして運命の結果発表の時間。

「生徒会長は イチろく君 イチろく君です」

「おおおおおおおお!!!!」グランド中から歓声が湧き上がりました。あいつが勝ったんか。よかったな、そっちだったか様々な思いの歓声だったと思います。しかし、ウチの部活エリアは

「よっしゃ!!!!胴上げや!!!」

お祭り状態でした。あれだけ自分が結果を出したことがきっかけであれだけの人数で盛り上がれることはないのかな?あるように頑張りたいと思うほど気持ちいい瞬間でした。帰り道、選挙委員会で投票数を数えていた友人が

「イチろく圧倒的だったよ!てか、あれだけの活動やって負けたらかける言葉がなかったわ(笑)」

 めでたく生徒会長になった訳ですが、もちろんあの生徒会担当教師と揉め続けることは火を見るよりも明らかですが(笑)ものすごくいい経験になりました。

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コメント

  1. 河野奈々 より:

    コメント失礼しますm(__)m
    教育の現場でこのようなことがあっては、
    政治で同じ事をしてしまうのではないでしょうか?
    教育の場だからこそ、選挙管理委員的な学校は、あくまで中立的な立場でいるべきだと、
    思います
    イチろくさんが当選して良かったです
    おめでとうございます!

    • ichiroqu ichiroqu より:

      コメントありがとうございます!まだまだこれから起こりうる事であると思いますので、今後教育に携わる方に1人でも多く届けばと思います。

  2. […] 生徒会長選挙と男女平等と生徒先生の関係と コロナウイルスの影響で外出自粛を要請されている世の中ですが、ブログ書くタイミングじゃん!ということで、ホームページをカッコよ […]

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