ネット社会になり、資本主義社会から評価社会へ移行したのではないかという面白い着眼点な書物と出会いましたので、紹介させていただければと存じます。
参考図書は以下です。
評価社会への転換
スシローなどの炎上を例にとると、ちょっと何かしただけで、バズり、その人の人生が、社会的生活が終わってしまうことが起こる様になりました。
私は学生時代にSNSはあったものの、今ほど何かニュースになるほどの影響力はなく、飲食店で何か悪戯をする輩がいたとしても、どの時代にもいるだろうなと感じていました。
しかし、現代では、そんな悪ふざけが、例え未成年者でも、その人物の一生を狂わしてしまうのかという恐ろしさがあります。
評価社会では何が評価されるのか。
資本主義社会では、全てはお金と、数字と結果で評価される様な時代でした。そのため、どんなに大きな失敗を犯したとしても、挽回することができました。
評価社会では、「いい人だな」と思われるかどうかが1番の評価軸となります。どんなに成果を出していても、「いい人」と思われなければ評価されない社会となり、挽回が非常に難しい社会となります。
能力や特別なスキルがなくても「いい人」にはなれる
身近な「いい人」の例は、満員電車で席を譲る人です。
満員電車では誰もが座りたいと考えるし、譲りたくないかと思います。でも少し頑張れば
どうぞ座ってください
と席を譲れるかもしれない。それで愛されることは難しいが、「いい人」というキャラクターは演じることができます。
私は初めから座らないと決めている!
これは「いい人」とは思われません。ここが「いい人」のミソです。
「いい人」風のパフォーマンスをすると言い換えてもいいかもしれません。
満員電車でどれだけ、上記の様に座らないと決めていても伝わりませんが、誰もが座りたい中で席を譲る人は美しいのです。
「いい人」を演じようと下心があったとしても、大多数の人はその瞬間で、最も「いい人」になるのです。
本当のいい人にはなる必要がありません。「」付きの「いい人」になることが本ブログの目指すゴールです。本心は真っ黒でも全く問題ありません。
逆の「嫌な人」戦略とは何なのか?
嫌な人戦略は
自分の信じることを進めるため、評価は気にしない
嫌われるのは実力者の証明
悲観的に捉えることも「嫌な人」戦略の1つとなります。
上手くいかないかも知れない、私と一緒にすることでご迷惑をかけるかも知れない。その心理は、
期待値を下げておくことで、自分が失敗した時のダメージを最小限に抑えたいわ
では、現状の評価に不満を述べている人は、ポジティブな人でしょうか。いいえ、ネガティブな人です。
自分で期待値を勝手に下げておきながら、それによる過小評価に不満を言う人と一緒に仕事がしたいでしょうか。どちらかと言うと「嫌な人」でしょう。
詰まるところ、今能力に秀でている人も技術革新でその能力は淘汰されることもあります。でも人柄は代用できません。優秀な悲観的な人よりも、平凡な楽観的な人の方がよりいいと考えられて行くでしょう。
「嫌な人」はアウトソーシングされる時代
AI時代や、コロナ禍でリモートワークが定着するなど今時代は大きな転換点を迎えています。
別に毎日顔を合わせなくていい環境、AIによって個人による能力の差が少なくなって行くことで、次に来る未来は、
「嫌な人とは働かない未来」が待っています。
一昔前であれば、気難しいが社歴が長く、知識が豊富な人に頼らなければならない、会いたくない人とも毎日顔を合わせなければならなかったのが、ある程度のことは、気難しい人に聞かずとも、Chat GPTがいつでも教えてくれ、嫌な人がいるならリモートで働けば良くなる時代になりました。
どんな人とも「上手く」付き合わなければならない時代は終わりを迎えているのです。どうしても知見が必要な場合は、外注で聞いてしまえばいいのです。OB/OGがWeb会議でサクッと解決することができれば、別に知識が豊富な人が毎日必要なわけではありません。
そうなると「嫌な人」は淘汰されることになっていくのです。
人は見なくていいものは見たくないし、やりたくないものはやりたくない。
多くの人が牛や鶏肉を食べているのに、その捌く方法は知らないし、お米の苦労も知らない。これも外注によってしなくなったのです。昔は働きながら農家の手伝いも珍しくありませんでした。
また、誰もが苦労し敬遠する様な仕事が賃金が高いかと言われると必ずしもそうではない現状、これからも変わらないことが予想されます。
誰もが必要だからこそ、法外に値上げができない。お金に余裕がある人向けにサービスを提供しているので、値上げをしても顧客はついてくる。これからはその格差はより開くことが予想されます。
まとめ
ネット社会になり、人との付き合いにそこまで気にしなくなっていくのかと予想していましたが、現実はその逆で、より人との関わりが重要度を増してくる世の中になっていくのだなと感じました。
次回は愛されるための処世術みたいなものを執筆できる様勉強してみたいと思います。
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本日は以上となります。
それでは、又又六!
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